塗装を剥がす音。

2004年4月18日
昨夜、結局卒研も部屋の掃除もやらないで『少林サッカー』を観た。
軽く映画に影響されたらしく、久しぶりに走りたくなって外を走った。
シャワーを浴びて寝た。

健康第一。

今日は晴れていた。起きがけから元気が出てきて、すぐに部屋の掃除をはじめた。
片付けて、洗濯機回して、掃除機かけて、床を吹いて、風呂とトイレをキレイにする。
やっと半分をピカピカにしたところで12時を過ぎた。

途中だったけど、図書館に行くことにした。
家を出て、ジョンスペを聴きながら自転車を漕ぐ。
ペダルを強く漕ぐたびに、スピードを益して風を得る自転車。
鋭い風に自転車の塗装がペリペリ剥がされていく。

すれ違った小学生が「うわっ、脱皮みてぇだ」と言った。

俺が「クソっ!」と思って余所見しているあいだに、自転車はすっかり新しい姿に生まれ変わっていた。

それはもうチャリじゃなかった。
塗装が剥がれただけなのに、いつのまにか形まで変わっていて驚いた。
ありえないほど軽いうえに、凸凹コンクリートの上を滑るように走って全く振動しない。
「ワケわかんねぇ」と思いながら漕ぎ続けてると、クルマを抜いてしまった。

こんなに速く走る自転車がどこにあるだろうか、いや何処にもないだろう。自動車ごぼう抜きで走る世界一速いチャリ。よし俺はコレに乗って世界に羽ばたくんだ!うおー!

と春の陽気にやられた頭で妄想の世界を暴走してたら、赤信号につかまってしまった。

青になるのを待っているとき、友達に会った。
久しぶりに会った友達は、会って1分もたたないうちに「就活キツイわ」と言った。
様子を見て相当きついんだろうなぁとか考えつつ、少し話を聞いたけれど、正直どうすればいいのかわからなかった。

分かれ道で何となく別れた。

しばらく立ち止まって、自転車小屋のほうへ向かう友達を見てると、なにかしなくちゃいけないような気がした。
とりあえず後を追いかけた。

少し漕ぐと自転車小屋が見えた。
しばらくして友達が自転車を停めようとしている所を通り過ぎそうになって困った。
何をするか考えてなかった。
でも何も言わないよりはマシだと考えて、自転車を漕ぎながら手を降って「就活、頑張って!」と言った。

友達は怪訝な顔して「はっ?」と言った。

めんどくさくなった俺は省略して、「頑張って!」と言ってその場を過ぎ去った。

わざわざ追いかけといて、出てきた言葉が「頑張って!」ってのもマヌケな話だ。
すでに頑張ってる人に向かって「頑張って!」って言ったってどうしようもない。
もしかしたら不快だったかもしれない。
「これ以上、何を頑張れっつーんだよっ。」とか思わせたかもしれない
でも、こんな時に役に立たないクソ知識(主に洋楽について)しか頭に詰まってない俺には結局、どうしたらいいかわからなかった。

いま考えても、どうすればよかったのかわからない。

公共図書館で本とCD借りて、大学図書館で勉強した。
昼間「頑張って」と声をかけた友達郎と共通の友達が勉強してていたので、帰りに3人でメシ食いに行こうとした。

けれど友達が徹夜明けで眠そうだったので、行くのをやめた。

家では勉強する気が起きないので、今日は学校に勉強道具を置いてきた。

チャーハンを食べ過ぎた。
今10時。あと2時間何しようか考えてる。

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