ボリス・ヴィアンの小説『うたかたの日々』を原作にした、岡崎京子によるコミック。
雑誌「CUTiE」の連載(1994年〜1995年)後に、著者がプロローグ、ラストを描き加え、全体に加筆修正したもの。
さっき読み終えたばかり。今日、友達に借りてきた。
小説がもとになってるとは知らなくて、さっきアマゾンのレヴューを読んでなんだか納得させられた。
他の作品と毛色が違うような気がする。
まぁ、そんなことはどうでもよくて...
このマンガ、とても好きだ。
ファンになってしまった。
まだ4冊しか読んでないけど、彼女の作品にただよう独特の清潔感が好きだ。
不幸な出来事を描いていても、そこに陰鬱さはみられない。
いつも乾いた軽さがある。
マッチョな”クサさ”とは無縁で、それでいて叙情的。
登場人物のわかりにくい感情の核に触れた時、なにかが開放された気がしました。
今日、山本直樹も2冊読んだんだけど、比べると全然違うなぁって
...いや、比べるべきじゃないんだろうけど。
山本直樹の作品に出てくる人たちもドライだけど、なんか油っぽいような気がする。
乾燥アブラ肌だ。
自分でもわけわかんねぇレビューだけど、読んだほうがいいですよー、みなさーん!
たぶん、泣きそうになります。
俺は感動しました。そして今26時。
追記
17日の16時。
なんとなく思い出して追記。
幸せのカタチは色々だ、それぞれが自分の幸せのカタチに合わせて部屋を埋めていく。
音楽や小説のあふれた生活、おしゃれな服や家具のある生活。
なかには飲み物や食べ物にこだわる人もいる。
それらはとてもわかりやすいカタチで私たちに”今ある幸せ”を伝えてくれる。
すばらしい”モノ”たちだと思う。
でもそれだけだと、やはり満たされない気がする。
岡崎京子はこの作品で、”関係”や”つながり”がもつ価値の存在を伝えたかったんじゃないだろうか。
さっき不意に思い出して、そんなことを考えた。
そんなわけで...忘れないうちに図書館で更新。
いや、息抜きも必要だよね。
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