”Punk Rock”
2004年7月3日 音楽スコットランドのダーク・ギター・サイケデリア、モグワイの出世作となった2ndアルバム。ギターやドラムのシンプルな反復のなかで、音の満ち引きが繰り返されていく。リスナーは、時に乾いたメランコリーを感じ、時に音の洪水にめまいを覚えるだろう。本作は、イギー・ポップの言葉をサンプリングしたオープニングを皮切りに、中盤までは暗闇の中で静かに沈滞するような展開。そしてにさしかかると、それまで押さえていた衝動を解き放つかのように、ギターとノイズが乱反射されていく。耳の肥えたロック・リスナーからテクノ・リスナーまでジャンルレスに支持された、文字通り「ポスト・ロック」の代表作。(山田次郎)
今日は11時に起きた。よく寝たと思う。
朝食を食べ、すこし休む。
部屋を片付けることにした。
音楽を聴きながら夕方までに、部屋半分とスニーカー一足を、気が済むまでピカピカにした。
床を拭き、シンクを磨いて、お風呂やトイレも念入りに掃除した
面倒に感じたので、部屋のもう半分は、明日掃除することにした。
テレビを見ながら夕食を済ました後、本を読み、すこし寝て
『ウォーターボーイズ』を見た。
アフロが燃えるシーンは何度見ても笑えると思った。
今日も涼しくて気持ちが良かったので、夜、散歩に出かけた。
Mogwaiを聴きながら。
うす明るくて、静かな夜だった。
見上げると、斑模様に雲がかった空に、丸い月が明るく光っていた。
道路脇の並木、点滅する信号、誰もいない駐車場、灰色の地面と白線、消えたままの街灯。
月の明かりで縁取られ、光の輪郭を得たそれら自然や人工物は、安物の合成写真のように、はめ込まれた背景から分離され、際立っているように見えた。
1人で散歩していると、たまに淋しくなる時がある。
たいてい、音や風景、感情や空気など、言葉に表せない何かを感じたときだ。
その何かに自分にとっての価値や意味をみつけた時、不意にそれを誰かと共有したくなる。
だけど、すこし考えて無理だと思う。
言葉に表せないのだから、誰かに伝えることは出来ないし、理解されることもない。
一緒に見聞きし、感じることが出来ても、それは自分の中やその人なかできっと異なる体験として知覚されるだろう。
誰かと同じ感性を持った人がいるようには思えない。
だから、なんだか淋しく感じる。
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