マイ・ブラッディ・ヴァレンタインは全キャリアを通して、ケヴィン・シールズが頭の中に思い描いた完璧なギターノイズを追い求めた。ピュアで暖かく、中性的でありながらどっぷりとセクシーな音の洪水を。本作には圧倒されるばかりだ。シールズとビリンダ・ブッチャーのギターとボーカルはひとつに溶けあい、おぼろげなオーケストラのように響く。リズムセクションは荘厳なリズムを刻みながら、ときおり(シングル曲「Soon」のように)ダンスビートを炸裂させ、ゆがみひずんだ生音を浮かび上がらせる。猛烈なまでに騒々しいが、攻撃的というより魅惑的な本作は、ひとつのトラックから次のトラックへと溶岩流のようによどみなく流れ、すべてを包みこんで至福の轟音(ごうおん)を鳴らし、恋人のからだの鼓動のように脈打っている。(Douglas Wolk, Amazon.com)
↑良さがわかるまで時間がかかりました。
聞いてると曖昧だった境目が溶けて、自分と世界が混ざり合って消えていくような感じがします。
今日はいい天気だった。
大抵、部屋を出る境目で、不快な気分にさせられるのだけど、今日はそれがなくて、わりと涼しくて気持ちよかった。
外は日射しが強くて、風があった。
自転車を漕いでいると、ズボンのポケットに何か丸い小さなモノが入ってる感触があった。
見てみると飴玉だった。
包み紙の黄色は当たり前のように安っぽくて、銀紙みたいにキラキラしてた。
図書館で2時間勉強して、昼は学食で大盛りカレーと『ラブレス』
冷房が涼しくて、カレーは普通においしかった。
食べ終わると眠くなった。
さっき見つけた飴玉を口に入れる、パイン味だった。
うつ伏せになると、はじめひんやりしていたテーブルが、徐々に腕の温度でぬるくなっていった。
飽きた飴玉を噛んで、学食を出た。
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