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ヘロイン中毒のレントンは、ドラッグ浸りのすさんだ毎日から抜け出すため、仲間と2kgのヘロインを売りさばいて夢の一攫千金を狙うのだが…。
スコットランドのイカれた若者たちを描く、元気いっぱいのジャンキー・ムービー。変死した赤ん坊が天井を這いまわる禁断症状中の幻覚シーンをはじめ、斬新でアップテンポなカメラワークが観る者を圧倒しつづける。しかも、「1000年後には性別もなくなるだろう、大歓迎だ」といったメッセージ性豊かで詩的なセリフが次々飛び出し、一瞬たりとも目が離せない。
ダニー・ボイル監督と主演のユアン・マグレガーが『シャロウ・グレイブ』に続きコンビを組んだ本作では、クラブ・フリークの若者を「トレインスポッターズ」と呼ぶ流行語まで誕生、後の映画に大きな影響をもたらした必見の1作だ。(タカハシミホ)
3度目だけど、面白かった。
1時、『ごきげんよう』の音で起きた。
テレビ点けっ放し睡眠3日目。
バイト先から電話があったらしく、5回分の着信履歴が残っていた。
ありがたいことに嫌な予感はしっかり的中。
俺はバイトに入っていた。
電話をして確かめてみたが、やはり間違いなかった。
今日はもう来なくていい、と言われたので、いつも通りの水曜日を過ごすことにした。
支度をして、買い物に行こうと思ったところで、ピンポンが鳴った。ドアを開くとオバサン。
「今日は、『幸福になる方法』という冊子をお持ちしたんですが、お読みになったことはありますか?」
「いいえ。」
かくかくしかじか
わかりやすく胡散臭い教祖の写った冊子を受け取り、無料で配布しているという本は受け取らないでおいた。
その本はベストセラーになったらしい。
おばさんは、「ベストセラー」というフレーズをすごく使いたがっているように見えた。たぶん、売れてるから怪しい本じゃないですよってことをアピールしたかったんだと思う。
何が目的なんだろう。俺の幸せだろうか、彼女の幸せだろうか。
暖かい目で見れば、その両方なんだろう。
彼女に言わせれば、俺は「本当の幸福」やそれを得る方法に気づいていない人なんだと思う。だから、本をくれようとしたのだろう。
でも、そういう幸福とは、ずっと無縁でもいいような気がする。
読んでる暇はないと思ったので、断った。
少なくとも、彼女や彼女の言う”先生”から教授される幸福感はいらない。
雨は降っていなかったが、外は寒かった。
いつの間に冬になったのだろうか。
俺は、薄手のパーカーにTシャツといういつものヘボい格好で玄関に出ていた。
すぐに寒さに気づいたが、気づいてないふりをすることにした。
その時は、もしかしたら暖かくなるかもしれない、と考えていた。天気には全く晴れる見込みが見えなかったのに、そう思い込むことを選んだのは、ただ単純に面倒だったからだと思う。
帰宅するまで、少なくとも50回は心の中で寒さを訴えたが、お腹が冷える一方で、一向に暖かくなる気配がなかった。
ノートパソコンに使おうと思って、マウスを買ってきた。
スーパーで買い物をし、自転車を漕ぎつつ家に向かっていると、友達に会った。
卒研でストレスが溜まり、飛び出してきたらしい。
これから研究室に戻るところなんだ、と言っていた。
悲壮感を撒き散らしてる雰囲気はなく、むしろ清清しく見えた。
俺も頑張ろうと思った。
誰かの頑張ってる姿は、その周りの人を勇気付けると思う。
でも、家に帰った俺は食事をし、2本の映画を見ただけで、何もやってない。
まぁ、これからこれから....
そんなことを言ってる間にもう23時。
これからだ。
今日も多分6時に寝ると思う。
追記
ゼミの友達に内定が出た。ゼミ内では、初めての内定。
そこに決めるかどうかはまだ決めてないらしいけど、とりあえずおめでたい。
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