大日本天狗党絵詞

2004年11月17日 読書
政権奪取と天狗屋の跳梁。そしてまつろわぬ日本の末路。


面白かった。
きっと天狗は、異端者をあらわしているんだと思う。

自分が何者であるのか、どういう価値基準を持つ人間であるのか。
それについて言及しようと思うとき、自分達の存在を相対的にしか把握できない私たちには、自意識にしか頼るものがない。

天狗たちは大日本天狗党を作り、自らを天狗<異端>として位置づけることによって偉ぶり、日本に天狗<異端>の国を作る。

しかし、彼らは本物の「テング」の登場によって、自分達の存在の曖昧さを認めずにはいられなくなる。

天狗は「天狗」であることによって、自らの存在を意味づけていた。
「天狗」のイメージは、社会や歴史から、他者の意識の総体によって形作られたものである
彼らが持つ天狗<異端>としてのイメージは、自意識に依存している
天狗が天狗としての自我同一性を確立しようと思ったとき、自意識にしか頼るものがないということは、空しさを漂わせているように見える。
けれど、その事は同時に、これからの天狗たちの道を示しているんじゃないだろうか。

閉じられた国の中で、支配的な欧米の価値観。
そこにある天狗としてのイメージに自らを近づけせることによって、自らを偉ぶる存在として持ち上げるのではなく、それとは隔絶された自らの価値基準をもち、決断をはじめた時。
彼らがそれまでとは違う「新しい天狗」として、自らの国を作る瞬間がくるのではないかと思う。

↑間違ってたらゴメンなさい。つーか、わけわからんよね。

さっき帰ってきた。朝の連続ドラマがやってる時間。
昨日は、12時に起きて、買い物に行って、マンガを読んで、勉強して、20時ごろ大学に行って、同じゼミ生の人と話したり、卒研をしたりした。

そんで朝、帰ってきた。

大分寒い。地元では、雪が降ってるらしい。
たまたまやっていたNHKのニュースで見た。

朝は素晴らしい

枯れた裸の木に、、黄緑、黄色、赤色の葉。
灰色の地面に紅葉色の葉ちらちらと、スニーカーに踏み割られた枯れ葉がぱりぱり。

すれ違う親爺の手にココア、枯れたひまわりがパキパキに乾いて灰と黒、冷たい手、朝陽に照らされた背中ぬくぬくと

朝、イイネ。外はめっきり冬らしい。

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