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保険会社を定年退職したシュミットは、ひまな毎日に嫌気がさし、チャリティ団体に応募。援助するアフリカの少年に手紙を書く。ところが簡単な自己紹介のつもりが、妻への不満など、グチばかりつづることに。そんなとき妻が急死。愛娘が帰郷するが、彼女が連れてきた婚約者はとんでもないアホだった…。
平凡な男シュミットの老後の日々をシニカルなユーモアを散りばめて描いた人間ドラマの傑作。主演のニコルソンが、口数は少ないけれど、心の中ではグチってばかりの怒れる老人をチャーミングに演じている。ユーモアの中に孤独を垣間見せる絶妙の演技は、オスカーノミネートも納得の素晴らしさだ。また娘の婚約者の母親を演じるキャシー・ベイツの豪快な老ババぶりも必見。監督&脚本は『ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ』で脚光をあびたアレクサンダー・ペイン。(斎藤 香)


今日は、映画を3本も観た。
『下妻物語』を6人で、『ビッグ・フィッシュ』を5人で、『アバウト・シュミット』を4人で。

さすがに疲れたが、どれも面白かった。

今は4時半。
みんなが帰る時に一緒に家から出て、自転車でレンタルビデオを返してきた。

『アバウトシュミット』は静かで落ち着いた雰囲気のある映画。

見ても損はしないと思う。
生きていれば、老いていく。そしてそれは誰も避けられない。
もしその時に家族がいたとしても、孤独ではないとは限らない。

この映画のテーマと無関係に生きれるなら、人生はもっと楽だろう。

僕は、老人になった自分をうまく想像できない。

40年後の自分は、どこに住んでいて、どんな朝食を食べているだろうか。その時、自分とのつながりを感じている人が、世界のどこかにいるだろうか。いないとしたら、僕はどう生きていくべきだろうか。

映画を見ながら僕は、シュミットの言葉や行動に、上の最後の問いに対する”答え”を見つけようとしていた。
ラストシーンのために、この映画は作られているように思う。
はじめから僕は、答えを知っていて、それに気づかないふりをしていたんだと思う。

誰かとのつながりがない人生を楽しく生きる方法は、今もわからない。
ただ、もう一度この映画を見るなら「つながりがなく寂しい中で、どうするか」じゃなく「つながりがなく寂しいなら、どうするか。」を考えると思う。
きっと、それは「”つながり”とはなんだろう」という問いに繋がる。
そして、この映画の中にはそれに対する回答が、少なくとも一つはあるような気がする。

言葉にすると安易で、陳腐で、すごく当たり前のことだけれど、僕はこの映画を見て、そんなことを感じた。

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