このCDについて
ヘヴィネスと豊潤なメロディをたたえ、ドラマチックに展開するロック・ワールド。欧米プレスに“ロックの未来”と称されるトレイル・オブ・デッドによるメジャー第2弾。アルバム全体を通して、映像美すら感じさせる圧倒的な世界観と美学とミュージシャンシップに貫かれたロックがつづられる。テキサスのプラノーという広大な牧場が広がる小さな街出身の彼ら。レコーディングでもライブでも、担当楽器やヴォーカルを固定しせず、バンド全員がフロント・マンというユニークで自由なアプローチを取っている。日本先行発売、ボーナス・トラック3曲収録。


自分自身を嫌悪し続けたい人はこの世にいないと思う。もしかしたら、広い世界には進んで自己嫌悪に陥ろうとする人もいるかもしれないが、それも自己批評をすることで自分を好きになるための作業のような気がする。

少なくとも、僕は自分を嫌いでいたくはない。

昨日は、卒論の提出日だった。10時半にゼミで集まり卒論の形式を整えた後、15時ごろ提出しに行った。
卒論を書き上げたのは、10時半ごろ。結局僕は最後まで、卒論をいじくっていた。2日間、ほとんど寝ていなかったので、とても疲れた。

10時を回るころには、印刷を終えた人もポツポツと現れ始めていた。
その中には、晴れ晴れした様子で「生みの苦しみは大きかったけれど、喜びはもっと大きいよ。」とか「出来の悪い子でもかわいい」というようなことを言う人もいて、僕は印刷をとても楽しみにしていた。
実際、完成して印刷を終えた卒論をファイルに挟むことを想像しただけで、嬉しくなったりした。

僕が印刷を終えて、表紙を貼ったファイルに論文を挟んだのは、13時ごろだったと思う。
正直に言えば、なにも感動が起きなかった。
達成感はありそうにもなさそうにも感じられる程度だったし、生みの喜びというのもなかった。

むしろ、終わった後に感じたのは空しさだったと思う。
論文を書き上げるために自分なりに努力したつもりだった。
全く、後悔はしていない。
ただ、あれだけ労力を費やして書き上げたはずの論文は、その出来の悪さのおかげで、何よりも自分の劣った部分を顕在化したものに思えた。

晴れ晴れした気分ではあったけれど、それと同時に最低に乾いた気分だった。たぶん、疲れていたのもあると思う。

提出後、まだ帰らずにゼミ室に残っていた人たちと、2時間ほどだらだらと過ごした。僕には、みんなに清々しい達成感があるように見えた。それと同時に、僕を含めたそこにいた人には、帰りたくない気持ちもあったと思う。

研究室を離れて、家に着けば、寂しさを感じるような気がしてた。
まだ、発表は終わっていないけれど、卒論はほとんど終わったようなもんだ。そうすれば、みんなで会う機会は確実に減る。

夕方、家に着いて、友達からメールがあった。
今日飲まないかね?という誘われたので、行くと返事した。
けれど、寝過ごして23時に目が覚めた。あわててメールを送るが、「もう終わり際だから、またの機会に飲もうぜ。」とのこと。
あきらめる。なにかしようと思って、とりあえず起きた。

卒論が終われば、しばらく休もうと思っていた。
けれど、ライナーを読みながらゆっくりCDを聞いたり、読みかけの本を読んでみたりしても、気分が落ち着かない。

気持ちに余裕がなくて休む気になれなかった。
少しサボれば、自己嫌悪に陥る。ホントに病気だと思う。

なにか目標を達成するために努力をしてる間は、自己嫌悪から解放される。だからこそ、卒論に力を入れていたのかもしれない

サボるためには努力しなきゃいけない。
そうしないと僕は凹むし、その先にはどうしようもなく惨めな人生が待ってるような気がする。
努力した先に惨めじゃない人生が待ってるとは思えない。
けれど、そうだとしても、惨めな状況を避ける努力を続けていきたい。それに、起こってもいないことに悲観的になるのも嫌だ。
それは、現実を見ないって意味じゃない。

シャワーを浴びてる間に、書き換えたい部分を思いついて、結局、今大学にいる。もうすぐ4時。2時ごろ、歩いてきた。
自分に対する小さな褒美として、途中コンビニで食べたいものを買って、さっき食べた。

やっぱりあともう少し卒研をがんばろうと思う。
ただ、その間に12月からほったらかしだった勉強も再開するつもりだ。

一足飛びでの変化は期待しない、のんびり行こう。
自分の未熟さを認めても、それと和解するのは嫌だ。

あんまり焦らずに変化していこうと思う。

...ちょっと青すぎたかも。

追記
ちょっとレビュー。

この作品には、ダイナミズムがあると思う。
美しくて、力強くて、すこし大仰な部分もあるけれど、初期衝動を含んだ洗練されない部分があって、聴いていてとても惹きつけられる。

僕は、傑作だと思います。
耽美派な人にも、マッチョな人にもおすすめです。

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