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アイデンティティーと居場所を見失った男が、徐々に失ったものを取り戻していくロードムービー。記憶を失った主人公トラビス。彼は、自分がこの世に生を宿した場所、テキサス砂漠の「パリ」を探す放浪の旅に出る。それは4年前に別れた息子と出会い、妻=母親を捜す旅の始まりでもあった。
未来を生きるために現実をみつめ、過去をふり返る人間の姿が美しく描かれている。脚本は、映画・演劇界のスーパーヒーロー、サム・シェパード。監督はロードムービーで高い評価を得ているヴィム・ヴェンダース。静かな映像のなかに時折流れる、スライドギターの音色が効果的。ストーリー、音楽、映像が見事にマッチし、珠玉の作品となった。84年カンヌ国際映画祭パルムドール、国際批評家連盟賞、全キリスト教会審査員賞受賞。84年、フランス・西ドイツ合作。(齋藤リエ)


なぜトラヴィスは過去を振り返らなければなかったのか。
それは、彼が4年前に自らの立ち位置を失ったからではないだろうか。冒頭、トラヴィスは<自らの生命の出発点=パリ、テキサス>を目指し、歩みを進めていた。しかし、彼は弟との再開によって本来、スタートすべき(見つめなければいけない)地点に回帰する。

そこは、”パリ、テキサス”ではなく、4年前に自分を失った地点である。彼は生命の出発点には戻らずに、自らが離脱した場所から新たに出発する。
最後まで、傷は癒されないままだ。しかし、次にハンターやジェーンと再会する時にはもう、トラヴィスは4年前の地点にいないだろう。<過去=妻と子>を背に、トラヴィスが暗闇を車で走り出すラストシーンは、過去を振り返らずに現在を生きようとする彼の切実な再出発を、寂しさとともに示しているように思う。

人生にスタートやゴールはない。あるとすれば、生と死くらいだろう。けれど、過去を振り返り、そこから歩みを始めなければ、現在を生きることも適わないときがあると思う。

今日は4時半に起きた。テレビを見てラジオを聴きながらボーっとした。その後、「パリ、テキサス」を1時間見て、本を1時間読んで、本気でぼーっとしてると12時近くになった。

支度をして家を出た後、コンビニでパンを買い、公園で食べた。
天気が良かった。日差しが気持ちよかったので、少し外で本を読んだ。

家に帰って読書。
少し寝てから、ラジオを聞きながらぼーっとする。また読書、「パリ、テキサス」の続きを見る。カレーを食べる。

そして日記。現時刻21時35分。

これからちょっとボーっとしてから、寝ようと思う。

追記
「パリ、テキサス」は面白かった。
最近、ハズレ映画にあまり出会わない。
いいことだ。

ヴェンダース監督作品をはじめて見た。
ロードムービー3部作や「ベルリン・天使の詩」も見てみようと思った。

<ハズレ映画=鑑賞後、時間を無駄にした気分になる映画>

追記2
毎日、緑茶を飲みながら老人みたいなスピードで生きてる。
いや、老人に失礼か...

前に買ったお茶の葉より、安いお茶の葉を買った。
100yen違うだけで、違いが分かるくらいに味や香りが落ちていて残念な思いをする。気のせいだろうか。

そんなこんなで、こんなどうでもことを日記に書く余裕があるくらいに時間が余ってる。暇じゃないと思っていたけれど、僕みたいなのを世間では暇人って言うのかもしれない。

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